2014年11月15日土曜日

駐日フィリピン共和国大使講演会

 太平洋戦争時、高畠町出身の神保中佐が、のちにフィリピン初代大統領になるマニュエル・ロハス氏の命を救ったという縁で、本日、高畠町中央公民館で、フィリピン共和国マニュエル・エム・ロペス駐日全権大使の講演会が開かれました。
 各中学校の生徒会代表12名も招待されました。本校からは、太田君、渡邊さん、安部君の3名が参加しました。
 ロペス大使のご講演は、フィリピンがどんな国か、歴史、日本との関係、神保中佐とフィリピン初代大統領ロハス氏の出来事という内容でした。通訳の方を交えての講演でしたが、たいへんわかりやすく、また、フィリピンの方の明るい国民性や前向きな考え方が印象的でした。

 

 
 
 
講演後の質問では、本校の生徒会長・太田君が、「日本とフィリピンの歴史的なつながりなどがよくわかりました。ありがとうございました。今日は、高畠町の中学校の生徒会のみんなも来ていますので、ぜひ、何かメッセージをお願いします。」と発言しました。それに対してロペス大使は、次のように答えて下さいました。
 「もっともっと勉強して下さい。一生懸命勉強して下さい。そうすれば、ご両親も喜ぶでしょう。そして、日本のリーダーにもなってほしいと思います。日本はテクノロジーなど多くの分野で優れています。日本に来て、東京の会社のビルが夜遅くまで明かりがついているのに驚きました。一生懸命働くので日本は成功したのです。一人が受賞するのでさえ大変なノーベル賞を日本人は何人も受賞しています。フィリピンからは、もっと留学生を日本に送りたいと思っています。ただ、留学生は日本にとどまってそのまま働き、なかなかフィリピンに帰ってきません。しかし、それはそれでいい。日本の成長に貢献し、いつかは帰ってくると思うからです。とにかく、一生懸命勉強して下さい。」
 こんな風に、熱い言葉で、応えて下さいました。
 
 
講演会の後には、新幹線の時刻が迫っている中、生徒会代表の中高生との記念撮影にも応じて下さいました。

 

0 件のコメント:

コメントを投稿